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納涼歌舞伎第三部 2008.8.23 [歌舞伎]

先週に引き続いて今日は納涼歌舞伎の第三部へ。
実は一番楽しみだったのはこの三部だったのですが、うーーーん…
お芝居とは面白いものですねぇ。
あんまり期待していなかった方が楽しめたりするんですから…

『紅葉狩』
各所で勘太郎クンの更科姫が可愛いっていうのを耳にしていたのですが、確かに可愛いくていつものゴツさをあまり感じませんでした。
でも、なんていうのかなぁー。
踊りが硬いっていうのか、いつもの彼らしさが出ていなかったように思えました。
ただ、座っている時の佇まいとかは、どこか異質なものを感じさせて良かったと思います。
踊りながら次第に鬼の本性を顕わにしていくところは、更科姫が次第に鬼に身体を支配されていくように見えました。
鬼と女を交互に出しつつ、それがとても苦しそうで…
そこにほんのわずかな違和感が残りました。

後シテの鬼女となってからは、元来の身体能力の高さを見せてくれました。
鬼の手の作り方も綺麗でした。
大きさを感じるまではまだまだな感は否めませんが、きっとこの後も持ち役としているのでしょうし、次はもっと周りの役者を固めて観てみたいと思いました。


『愛陀姫』
野田秀樹の新作ということと、オペラの『アイーダ』を歌舞伎にうつしたということで話題となっていた作品です。
がっ、私的には今一つでしたねぇ。
オペラの『アイーダ』はテレビでしか見たことありませんから、オペラと比べているわけではありませんが、なんなんですか、これ。
物語自体が面白いのは原作が良いのでしょうけど、野田さんはいったいどうしたかったのでしょうねぇ。
元々の台詞をただ翻訳しただけなんじゃないかと思える長台詞…
なぜ歌舞伎にしたのかが分からないです。
こんな台詞だったら、別に歌舞伎にする必要はないのではと思ってしまいます。
濃姫や愛陀姫の衣装は思いっきり古典的なのに、舞台装置や小道具がヘンにオペラチックだし…
あの旗には正直言ってゲンナリ。
そしてビニール製の象には、もう思いっきり引きました(苦笑)。
とにかくすべてが中途半端な印象でしたね。
せっかく歌舞伎座で歌舞伎として演るのであれば、もっと古典的な歌舞伎の手法を使ったっていいんじゃないのかしら。
それをしないのが、歌舞伎外の演出家の意地なのかしら…なんてそんなことまで考えてしまいました。

勘三郎さんの濃姫は化粧がコワい(笑)。
髪型も似合わないし。
この役、本当に勘三郎が演る意味があったのかしら…と思ってしまいました。

愛陀姫の七之助クンは頑張っていたとは思うのですが、いちいち首を傾げて台詞を言うのが次第に鼻についてきちゃいました。

橋之助さんの木村駄目助左衛門は、苦悩する様は感じ入るものがありましたが、武将としての大きさはあまり感じられませんでした。

福助さんと扇雀さんの祈祷師は、まぁ、役柄的に楽しめましたけど…

とにかく観ていくうちにどんどんと自分が引いて行くのが分かったので、後半はただダラダラと観ていた感じです。
ははは、すみません~。


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コメント 4

カオリ

愛染さま
ワタシも、「・・・」と思いつつ観ておりました。せっかく「研辰」「鼠小僧」と続いた野田歌舞伎もなんだかミソつけてしまった感ありありでした。未だレビューも書けずにおります(涙)
by カオリ (2008-08-24 18:37) 

愛染かつら

カオリ様

コメント、ありがとうございます。
カオリさんもやっぱり今一つでしたかー。

ホント、「研辰」も「鼠小僧」も良かっただけに残念でしたねぇ。
期待しすぎたのかもしれませんが、せめてコンセプトみたいなものだけは分かりたかった気がします。
by 愛染かつら (2008-08-25 02:24) 

mami

こんばんは。
愛染かつらさんは「愛陀姫」やっぱり駄目でしたか~。
私はあんまり期待せずに見たせいか(苦笑)、結構楽しんでしまいました。
ただの天邪鬼ですが、退屈な新歌舞伎よりよっぽど面白いかな~、なんて思ったりして。
でも確かに勘三郎の濃姫はミスキャストかな。福助と入れ替えたら面白いかも?
これも三津五郎の存在感に救われた気がしました。
by mami (2008-08-28 23:58) 

愛染かつら

こんにちは、mamiさん。

そうですねぇーー。
やっぱり私はダメでした…
純粋に面白がって観ていたらよかったかも知れません。

by 愛染かつら (2008-08-29 17:20) 

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